PORTFOLIO 建築事例
カナダウッド 東北復興プロジェクト
被災地にカナダ産木材を使用した公共施設の建設を支援
■施設名 障害児者支援センター「エリコ」(福島県いわき市)
■使用部材 レッドシダー本実サイディング TG-17127C
カナダウッド プレスリリースより抜粋
カナダウッドグループは、カナダ連邦政府、ブリティッシュ・コロンビア州政府、アルバータ州政府およびカナダ林産業界と協力をして総額約450万カナダドルの支援金を拠出し、『カナダ‐東北復興プロジェクト』を2011年より推進しています。その第4弾支援として社会福祉法人いわき福音協会の依頼の元、カナダウッドグループが建設費約180万カナダドルをかけて2014年7月から着手した「エリコ」がこの1月末に完成致しました。
同施設はコミュニティーセンター、リハビリテーション&ライフスキルトレーニング施設及び多目的会議ホールを併設しており、東日本大震災に伴う津波、福島第一原子力発電所の事故により多大なる被害を受け避難生活を余儀なくされている多数の障害児者とその家族の交流の場として建設されました。建物は木造平屋建て、延べ床面積約476㎡。カナダと日本の木造建築技術を混ぜ合わせたユニークな工法で設計され、持続可能な森林計画に基づいて生産されたカナダのカナダツガ構造材、SPF材、OSBパネル、ウエスタンレッドシダー材、メープルフローリング等の木材が使用されています。
『カナダ東北復興プロジェクト』について
カナダ‐東北復興プロジェクトは、東日本大震災で甚大な被害受けた被災者の方々の復興支援策の一環として、カナダ連邦政府、ブリティッシュ・コロンビア州政府、アルバータ州政府およびカナダ林産業界が約450万カナダドルを拠出し、被災地に木材を使用した公共施設の建設支援を目的として立上げました。今回の「障害児者支援センターエリコ」の建設は2013年1月にオープンした「どんぐり・アンみんなの図書室」(宮城県名取市)、同年5月にオープンした「ゆりあげ港朝市」(宮城県名取市)、2014年5月にオープンした「オランダ島ハウス」(岩手県下閉伊郡)の建設に続くプロジェクトの第4弾となります。
「カナダウッドグループ」について
カナダウッドグループは、カナダ連邦政府および州政府と林産業界からの支援を受けている非営利団体の連合組織です。カナダウッドグループはカナダ林産業審議会(COFI)、 カナダ太平洋沿岸林産物協会(CFPA)、BC WOOD、APAエンジニアードウッド協会、ウエスタンレッドシダーランバー協会(WRCLA)、ケベック木材製品輸出振興会(QWEP)によって構成され、最高品質を誇るカナダの林産物の国際市場への窓口として包括的な役割を果し、カナダ産林産製品及びサービスの普及に取り組んでいます。
画像提供:カナダウッド ( http://www.canadawood.jp/ )